「土と野菜のあるくらし」開催しました。

2/7(日)「土と野菜のあるくらし」講座を開催しました。
講師にみやき町で有機野菜の栽培を手掛ける原恵子さんをお迎えして、野菜の栽培、おいしい食べ方、保存方法から、食を通したいのちの循環に関してまで、盛りだくさんでお話しいただきました。
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このように人前でお話しするのは初めてとのことで、始まる前は「緊張する…」とおっしゃっていた原さんでしたが、スタートしてみればなんのその。とてもスムーズにお話されていました。

原さんの畑の様子を紹介したのち、下の表を見ながらお話を進めていきます。
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有機肥料を与えた野菜と、化学肥料を与えた野菜とを並べて比較していきます。
根の量や成長スピード、野菜の姿・葉色や保存性など、何をとってもまったく違うことをわかりやすく見せてくださいました。
特にわかりやすかったのは保存性の違い。
化学肥料を与えて育った野菜は、日が経つと腐ってぶよぶよに。嫌な臭いがしてきます。
一方有機肥料で育った野菜は、日が経つと腐るというよりミイラ化するのです。
カラカラになった野菜の現物をお見せいただきました。
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ここまで、有機栽培(有機肥料)と慣行栽培(化学肥料)とを比較してお話しいただきましたが、
原さんが実践されているのは、厳密には有機栽培ではないのだとか。
有機肥料というのは牛糞や鶏糞を使ったものだそうですが、原さんいわく、
「自然の中に牛や鶏などの動物の糞が大量にあるということはありません。あるのは枯葉の堆積だったり、そこにわずかの動物の糞、時に動物の死骸など…それが自然の姿で、わたしが目指す土づくりもそこにあります。」
とのことでした。
原さんが目指していらっしゃるのは、植物性の肥料を使った自然循環型農業なんだそう。

次に出たキーワードが「一物全体食」。
野菜を生長点から皮、種まですべて食べることで、その野菜の生命力を丸ごといただくことの素晴らしさ・大切さを説いてくださいました。
他にも旬の食べ物を食べることがどれほど大切なのかや、歯の数と食べ物との面白い関係のお話など、どれもこれも深く頷いてしまうものばかり。

そして参加者の皆様にとても喜ばれたお野菜の試食会。
原さんが育てたお野菜をみんなで試食しました。
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にんじんにヤーコン、高菜、おやきに焼き芋と盛りだくさん!
原さんのお野菜は、どれもこれも素材の味が驚くほど濃く、そのまま生でいただいてもとってもおいしいのです。
単に甘味ばかりが強調された味ではなく、そこにきちんと苦味だったり辛味だったりがある。
身体の滋養になることが、口にした瞬間にわかる味でした。

原さんが最後にお話しされたのが、生き抜く力をつけてほしいということ。
生きていくために、生き抜いていくために、”食べる”という行為は不可欠なもの。
いつ有事があるかわからないこの世界で、自然の中の知識を持っていることは生き抜く力へとダイレクトにつながります。
これからの社会を担う子供たちには特に、その”生き抜く力”を持っていてほしいとのことでした。

お話が終わった後は、原ちゃんのお野菜販売会!
試食でいただいたものから、ゴボウ、大豆、カブなどなど、たくさん並びます。
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みなさん、もちろん買わずにはいられないご様子。
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たくさんお持ちいただきましたが、きれいさっぱり売り切れに。
原さんからも嬉しい悲鳴をいただきました!

ご参加いただいた皆様、講師の原さん、有意義な時間をありがとうございました。
原さんのお野菜が、みなさんのお家の食卓にどんな風に登場するかを想像すると、思わずわくわくしてしまいます。
かっぱカレッジでは新講座も決まってきています。どうぞみなさまご参加くださいませ。