「健康にいい靴選び」開催しました。

3/6(日)「健康にいい靴選び 」講座を開催しました。
講師に呉服元町で”足の科学館 シューズツルヤ”を営まれている鶴洋さんをお迎えして、足と健康の密接な関係のお話、そしてプロの靴磨きの技をレクチャーしていただきました。

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まず前半は、鶴さんによる靴と健康に関するお話。
全て勉強になるお話ばかりでしたが、いくつか印象的だったものをご紹介します。

近頃、軽量であることを推した靴を多く目にしますが、足に合わない軽量靴ほど疲れるものはないのだそう。
それならば作りがきちんとした重い靴の方が、足にはよっぽどいいんだとか。
そしてスリッポンタイプの靴よりも、ひも付きの靴が調節もできて良いのだそうです。

そして、健康のために歩いている方って多くいますよね。
歩くことはもちろん健康にとてもいいのですが、大事なのは歩数ではなく「毎日コンスタントに歩くこと」。
1日2万歩などを飛び飛びで行うよりは、少しでもいいので毎日歩いたほうがいいそうです。

靴と切って離せないのが靴下の存在。鶴さんがおすすめするのは、とにかく五本指ソックス!
ここ数年で数多く見かけるようになりましたが、鶴さんはなんと50年前から五本指ソックスを勧めておられたのだとか。
普通の靴下だと、靴下の中で足が動いて横ずれしてしまいますが、五本指ソックスだとそれがなくてとても良いんだそうですよ。

そして靴でのお悩みといえばサイズのこと。みなさんは「自分は〇〇cm」と決めつけていませんか?
鶴さんに言わせると、「サイズは単なる目安」でしかないんだそう。
メーカーによって使っている木型が違うので、フィッティングは必須だそうです。
そして、できれば絨毯などのふかふかしているところではない場所で歩いてみて、合うかどうかを確かめるのが良いと鶴さんはおっしゃっていました。

また、どんな人でも一足は持っているのが、「高かったのに全然使っていない靴」。
冠婚葬祭やおめかし用に大枚をはたいて買ったけど、実際に履くのは年に数回だけ…という方も多いと思います。
鶴さんは「とにかく普段使いの靴に投資すること。年数日しか履かない靴に散財しないでください!」とおっしゃっていました。

そんな鶴さん、最後に言われたのが「死ぬまでこの仕事を目一杯やりたい」という一言。
靴一筋50年の鶴さんのお話は、どれも本当に貴重でした。

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そして後半は靴磨き講座。
参加者の皆さんに靴磨きのフルセットが配られました。

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まずは布でホコリを取ります。ひも付きの靴の場合は、必ずひもを取ってからスタートしてくださいとのこと。
今回は専用のクロスを使いましたが、使い古したタオルで十分代用できるとのことです。

次にクロスにクリーナークリームを一しぼり取って、しわの一番多いところを最初に、そして全体に薄く伸ばします。

汚れがひどいところは、竹のミニブラシで汚れを取ります。

そしていよいよ靴クリームの出番。
これもクリーナークリーム同様、しわの多いところにまずつけて、全体に薄く伸ばしていきます。靴クリームは、最低でも月に一回使用するといいのだそう。
そしてポイントは、「とにかくこすること」!
時間がなくて全行程出来ないときでも、これだけで革が生き返るんだそうです。

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そして日々のお手入れとしては、履かない時はしわを伸ばしてあげることが大事だとおっしゃる鶴さん。
1番はシューキーパーを使うのが良いそうですが、ない場合は新聞紙を中に詰めておくだけでもいいんだそうですよ。

みなさん一心不乱に磨いておられました。どの靴も本当にぴかぴかに!
鶴さんのお話は、どれも今日から参考にしたいものばかりでした。
ご参加頂きましたみなさま、講師の鶴さん、本当にありがとうございました。